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富山県  高岡市 吉久  Yoshihisa                                       在郷町 4.1ha
選定基準:伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの
 
高岡市吉久は,小矢部川と荘川の間に位置し,江戸時代に加賀藩の年貢米を収納する町として発展した.
放生津往来沿いには,狭い間口の町家と米穀商が残した広い間口の町家が混在して建ち並ぶ.
主屋は通り土間のない平面を基本とし,2階表側は「アマ」と呼ばれ,稲藁や農具等の収納空間である.
創建当初の姿を維持する町家の表側壁面には窓がなく,吉久特有の表構えを今日まで伝えている

 
2020.12.23 選定

福井県  南越前町 今庄宿  Imazyou-syuku                    宿場町 9.2ha
選定基準:伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持している
 
県中央の山間部にある今庄は旧北陸道の要衝.1602・慶長7年に宿場が置かれ繁栄した.
主屋・土蔵など118棟,門・塀など20棟の伝統的建造物は,1818・文政元年大火の後のものとみられるが,
敷地割りは奥行きが深く,平入の主屋は2階の両端に袖壁が付き,太い登梁が軒先に突き出た形式が多い.
軒下には今庄独特の雪囲いも残り,豪雪地・越前地方に発展した宿場町の歴史的風致を伝えている.
 

2021.8.2 選定

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